B型肝炎はどんな病気?

よく耳にするB型肝炎とはいったいどんな病気のことなのでしょうか。B型肝炎とはB型肝炎ウイルス、通称HBVに感染して起きる肝臓の病気のことを指します。血液や体液を介して感染する病気で、一過性の感染ですむものと、生涯ずっと感染が続いてしまうものとに分かれます。生涯に亘って感染する持続感染になりやすいと言われているのは出産時や乳幼児期の感染です。さらにB型肝炎の中でもB型急性肝炎とB型慢性肝炎という二種類に分類されます。B型急性肝炎の人は身体全体の倦怠感や食欲不振、嘔吐や褐色尿などの症状が出て、激しい炎症による肝不全という状態になる場合もあります。

肝炎一方のB型慢性肝炎の場合は出産時や乳幼児期に感染したものの肝炎の発症がないまま時間が経過していき、思春期を過ぎたあたりから一過性に強い肝炎を起こす場合があります。多くの場合そのまま生涯にわたって強い肝炎は発症しないのですが、中には慢性肝炎として肝硬変などの危険が出てくる人もいます

感染の仕方に関しては母子間での感染である「垂直感染」とそれ以外の「水平感染」があります。水平感染に関しては血液などで汚染された医療器具などの不適切な使用で感染してしまったり、性行為によって感染したりすることもあります。母子間での垂直感染に関しては、妊娠中のHBV検査や赤ちゃんへのワクチン接種などの対策によってかなり母子感染は少なくなりました。それでも現在日本では約100人に一人が持続感染状態と推測されています。